メニュー

保育園用診断書のご案内(メンタル疾患による保育困難時のサポート)

 

 

子育てと心の不調、ひとりで抱えていませんか?

小さなお子さんを育てながら、日々の生活を送ることはそれだけでも大変なことです。
そこにご自身の体調不良やメンタルの不調が重なると、「家で子どもを見ているのがつらい」「でも周囲に頼ることもできない」と、強い孤独や不安を感じる方も少なくありません。

とくに、うつ病や不安障害、パニック障害、産後うつなどを抱える中での育児は、身体的にも精神的にも大きな負担になります。
「体は動かないけれど、子どもを保育園に預けるには“働いていない”と難しい」といった制度の壁に悩まされている方の声も多く聞かれます。

こうした状況を少しでも支えるために、医療機関が発行する「保育園用の診断書」が役立つケースがあります。

当院では、精神的な不調によりご自宅での育児が困難な方に対して、診断書の発行を含めたサポートを行っています。

 

 

 

 

保育園用診断書とは

 

保育園の入園申請にあたっては、保護者の就労状況や介護、病気など、「家庭で保育ができない理由」を証明する書類の提出が求められることがあります。
その一つとして、医師が作成する「診断書」があります。

精神科・心療内科の診断書は、うつ病や不安障害、パニック障害、産後うつなどにより、家庭での育児が困難な状態にあることを医学的に証明するものです。
この診断書を提出することで、保護者が「就労していない場合」でも、保育の必要性が認められ、入園や継続保育が認可される場合があります。

具体的には以下のようなケースが該当します:

  • 強い抑うつ症状のため、一日を通して子どもの世話をすることが難しい

  • 不安障害やパニック発作により、外出や人との関わりが困難な状況

  • 産後うつの影響で育児に著しい支障が生じている

これらの状態は、医療的なケアが必要であると同時に、保育園の支援を受けながら回復を目指すことが望ましいと判断されることもあります。
当院では、必要に応じて、こうした事情を考慮した診断書の作成を行っております。

 

 

 

 

 

当院での対応について

 

当院では、精神的な不調により自宅での育児が困難な方へ、保育園提出用の診断書を初回の診察から発行することが可能です。

お一人おひとりの状況を丁寧にお伺いし、医学的な見地から保育の必要性について診断書を作成いたします。

◆ 診断書発行までの流れ

  1. ご予約・受診
     まずは通常の外来診療としてご予約いただき、現在のご体調や育児への影響について詳しくお話を伺います。
     初診時の診察内容に基づき、必要と判断される場合には、その日のうちに診断書を発行することが可能です。

  2. 診断書の作成
     診断書には、ご本人の症状や保育の必要性について医学的な所見を記載します。
     自治体や保育園により指定様式がある場合は、事前にお持ちいただくとスムーズです。

  3. 今後の治療やサポートのご提案
     診断書の発行後も、ご希望に応じて治療やカウンセリングなど継続的なサポートをご提供します。
     症状の改善や育児負担の軽減に向けて、無理のないペースでご一緒に取り組んでまいります。

◆ 安心してご相談ください

診断書の発行は、ご自身やご家族が安心して生活を送るための「制度を上手に活用する手段」の一つです。
当院ではプライバシーに十分配慮し、安心してご相談いただける環境を整えております。
「こんなことで受診してもよいのだろうか」と迷われている方も、まずはお気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

よくあるご質問(FAQ)

 

Q1:初診でも診断書を出してもらえますか?

A: はい、初診でも診断書の発行が可能です。
診察の中で現在のご体調や育児状況を丁寧にお伺いし、保育園提出用の診断書が必要と判断された場合には、初回の診察時に診断書を作成・お渡しすることができます
※一部、症状や状況により追加の情報が必要になる場合もありますが、多くのケースでは初診当日に対応可能です。

 

Q2:どのような症状が対象になりますか?

A: うつ病、不安障害、パニック障害、産後うつ、適応障害など、精神的な不調により育児が困難と判断される場合が対象となります。
診断名に関わらず、「日常的に育児を継続することが困難な状態かどうか」を医学的に評価し、必要性に応じて診断書を発行します。

 

Q3:診断書の費用はいくらですか?

A: 診断書の発行には別途文書料が必要です。費用はクリニックの料金表に基づき、3,500円(税込)になります。詳細は受診時にご案内いたします。

 

Q4:保育園に提出する診断書の様式は決まっていますか?

A: 自治体によって指定の診断書様式が用意されている場合があります。
事前に保育園や自治体窓口にご確認いただき、指定の用紙があればご持参ください。
指定様式がない場合は、当院所定の診断書用紙で作成いたします。

 

 

 

 

 

 

 

ご自身の健康を、後回しにしないでください

 

子育ては、喜びと同時に大きな責任とエネルギーを伴う営みです。
体や心がつらいとき、「子どものために頑張らなきゃ」と自分を追い込んでしまう方は少なくありません。
でも、保護者の方の健康があってこそ、お子さんも安心して成長していけるのです。

保育園の利用は、「弱さの証」ではありません。
必要なときにサポートを受けることは、ご自身にも、お子さんにも、未来のためにも大切な一歩です。

当院では、精神的な不調により育児が困難な方に対して、診断とサポートを通じて、安心して保育園利用に向かえる環境づくりをお手伝いしています。

どうかお一人で悩まずに、まずはお気軽にご相談ください。

 

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME